全国高校サッカー選手権大会準決勝のBadプレーより学ぶ!最短距離の例外を理解しろ!
中山です。
第97回全国高校サッカー選手権大会も青森山田高校の優勝で幕を閉じましたが、最後まで分析を行っていきたいと思いますので、ぜひご覧ください!
その中で、第97回全国高校サッカー選手権大会の優秀選手も発表されましたね!
今回は準決勝の尚志高vs青森山田高のBadシーンを解説したいと思います。
意外と多い形の失点
今回のシーンはこちらです。
このニアでの失点の仕方って本当に多いんですよ。
でも、ゴールキーパーをしている人は意外と対処法を知らないですよね?
この部分をじっくり見ていきましょう!
失点シーンをまずは整理
ゴールキーパーからみて左側からのフリーキック、相手のキックは左足です。
ちょうどカーブを描いてきたボールはニア手前で一度バウンドします。
ニアに走り込んできた選手が右足でシュート。
そのままゴールキーパー飯田雅浩選手の横を通過。
一見反応しているようには見えますが・・・
最終的には完全には反応できずにゴールイン。
ポジショニングはどうだったか?
実際にシュートを打たれた時のゴールキーパーのポジショニングはどうだったのか?
というと、シュートコースに対して、リトリートライン(ボールとゴールの中心を結んだ線上・赤線)に入れています。
ほぼ良いポジションだったということが言えるでしょう。
ではなぜ止めれなかったのか?
構えるタイミングに問題あり
構えるタイミングには問題がありました。
相手がシュートを打つときに、足が離れていましたね。
このときにプレジャンプを開始しています。
そして、足がついたときにはすでにボールがシューターとゴールの中心くらいまで飛んできています。
こうなってはゴールキーパーがリアクションタイム(反応する時間)がなさすぎるのです。
この部分がなければ、もしかしたらボールを触ることができた可能性があります。
ダイビング方向
最後にダイビング方向です。
今回のシュート角度に注目してください。
今回、基本的にゴールの外側からゴール方向に入ってくるという難しい角度からのシュートでした。
この角度を理解してください。最短で行こうとすると、ゴールに入ってしまいますね?
では、実際のプレーはどうだったのでしょうか?
肩が後ろになっているということは、ダイビング方向としては後ろに行っているということがわかります。
でも、それが最短距離なんじゃ?って思う人がいますよね?
ボールに対して90度で行けるのがもっともボールへ到達するのが早い角度です。
ですが、これが例外!
最短距離の例外がある!
ここを理解すると、グンとシュートストップ できる可能性が広がるでしょう!
最短距離で行こうとすると後ろになってしまうので、真横に飛びましょう!
この部分は意外と知られていないし、言われないところなんです。
よく、ヘディングシュートに対してゴールキーパーがゴールのサイドネットにキーパーが突き刺さっているシーンを見かけませんか?w
それです。
それ、止めれない動きっていうのを覚えておいてください。
Jリーガーですらわかっていない動きであり、練習に取り入れられていないんです。
この部分を理解しておくだけで、止めれるシュートは多くなると思いますよ!
ぜひ参考にしてくださいね!
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基本編より引き続き、シュートストップ編
金額:1,620円(税込)
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